NEW!!【M95】ダイナミックに『響く』サウンドづくり!桜丘中学校・坂下武巳先生の吹奏楽指導

◎息!歌!笑顔!ダイナミックな“さっちゅう”サウンドの秘訣!

◎「少人数」なのに大編成にも負けない「響く音」!

桜丘中吹奏楽部の特徴といえば、少人数で作りあげるそのダイナミックな「音の響き」にあります。

本作では坂下先生による、たった30数名のバンドかつ短い練習時間でも、他を凌駕するほどのダイナミックなサウンドづくりの秘訣に迫ります!

響く音を作りあげるのに欠かせない「楽器を使わない」練習や、生徒だけでもできる合奏・楽曲練習など、坂下先生が長年の経験の中でまとめ上げた指導・練習法の数々を是非ご覧ください!

ご購入いただいた方にもれなく、坂下先生が考案し桜丘中学校、通称“夢響”吹奏楽部の生徒が作成した特製練習メニューの冊子データをプレゼント!
◆◇収録内容◇◆
■基本編 ・身体のトレーニング(ストレッチ/目トレ/ぺたトレ/びるトレ) ・ブレストレーニング ・あいうえお/返事の練習 ・歌によるコラール練習 ■ロングトーン編 ・金管セクション/木管セクション ・全体ロングトーン ■基礎合奏編 ・6グループチューニング ・ユニゾン練習 ・コラール練習 ・防音練習室 ■楽曲を通してのサウンドづくり ・4月~5月頃の楽曲練習〈ゆっくりコラールのように〉 ・夏に向けた楽曲練習〈同じグループで集まって行う部分練習〉  使用曲 2019年吹奏楽コンクール課題曲  マーチ「エイプリル・リーフ」作曲:近藤 悠介


◆◇ 坂下先生 特別インタビュー!◇◆





◇指導・解説/坂下 武巳(鹿児島市立桜丘中学校 吹奏楽部 顧問)

 1960年生まれ。鹿児島市出身。2013年、鹿児島市立桜丘中学校に赴任し1年目に九州大会出場、たった3年で全国大会出場へと導いた。2018年には同校初の全国大会金賞を獲得し、翌年2019年には3年連続4回目となる全国大会出場を果たした。また、全日本アンサンブルコンテストにも2回出場し、2018年には金賞を受賞している。

◇実技協力/鹿児島市立桜丘中学校 吹奏楽部

  • 標語「あいさつ」「笑顔」「返事」「平常心」



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NEW!!【M100】指導者・奏者のためのアンサンブル指導 ~少ない人数で楽器の楽しさ素晴らしさを感じる~

◎アンサンブル指導のヒントが満載の作品!

吹奏楽の演奏と違って、アンサンブルの演奏には指揮者がいません。そのため生徒たちは、合奏で指揮者の先生の指示に従って演奏を磨いてゆくのではなく、合わせを自分たちで仕切り、生徒たち自身で演奏の課題を見つけながら演奏を正してゆくことになります。そのため、自分が自分の指導者となって、演奏を磨いてゆく必要があります。

その様な特性を踏まえて、ここでは生徒たちだけでアンサンブルの効果的な練習が行えるような練習方法やポイントを紹介すると同時に、指導者の先生方がどの様にその枠組みを作り、数少ない演奏指導の際にどの様な助言を与えると良いか、紹介しています。




◆◇ 作曲家広瀬勇人氏と中畑裕太先生のスペシャル対談◇◆


『アンサンブル指導』の難しさと利点について語って頂きました。

◎部員の少なくなった現代のスクールバンドに最適!

今回の映像は、第1章から第4章までは指導者と奏者両方向けの内容で、第5章から第7章は指導者向けの内容となっています。特に、第3章と4章は練習方法やポイントなどを紹介しているので、これらの章を奏者である生徒たちにそのまま直接見せて頂いて、指導の教材として活用いただけます。

使用楽曲/
「ピーコック・ブルー」福田洋介(金管8重奏)ブレーンミュージック
「土蜘蛛伝説~能「土蜘蛛」の物語による狂詩曲」松下倫士(木管8重奏)ブレーンミュージック
「マカーム・ダンス~7人のフレキシブルアンサンブルのために」片岡寛晶(フレキシブル7重奏)ブレーンミュージック
「ロックポート」広瀬勇人(フレキシブル5重奏)ブレーンミュージック

◆◇収録内容◇◆
はじめに *吹奏楽とアンサンブルの違い ■第1章:アンサンブルの演奏とは *アンサンブル演奏の全体像 ■第2章:編成・選曲・並び順 ①編成について ②選曲について ③並び順について ■第3章:合わせのポイント ◎第3章I:どの編成にも共通するポイント ①音の入りを揃える ②音の切りを揃える ③音の形を揃える ④ユニゾンを揃える ⑤cresc/dimを揃える ⑥主旋律・対旋律などを演奏する ⑦ハーモニー・リズムなどを演奏する ⑧バスを演奏する ◎第3章II:打楽器の入ったアンサンブル ①セッティングについて ②音量について ③管と同じ動きか、独立した動きか ◎第3章III:フレキシブルを演奏する ①楽器の組み合わせを工夫する ②パートの振り分けを工夫する ③音の形、音色を合わせる ④音楽上の役割を整理する ⑤鳴りすぎる音、鳴らない音に注意する ◎第3章IV:無調・現代風の作品を演奏する ①譜読みをする  ②同じ動きの入り・切りを揃える ③同じ動きの音の形・長さを揃える ④音量の差をつける ⑤音色の差をつける ⑥「不協和音」と「協和音」の差をつける ⑦ソロのフレーズを研究する ■第4章:合わせと並行して行うこと *スコアを読む・自分の役割を知る *曲について調べる *他の団体の演奏を聴く *自分たちの演奏を録音する *身近な誰かに演奏を聴いて貰う ■第5章:アンサンブルにおける指導者の役割 ①「枠組み」を作る(編成、選曲、代表の決定方法、など) ②「練習の仕方」を教える ③「演奏指導」をする ■第6章:指導者によるアンサンブル指導(初期段階) *大まかに予習しておく *曲全体を聴き、全体の印象を伝える *視覚的な要素を確認する *メロディ・伴奏のバランスを確認する *音の入り・切り、音の形など細部を確認する *三和音の音量バランスを確認する ■第7章:指導者によるアンサンブル指導(仕上げ) *コンテストのカット *広い場所で音の伸び、飛ばし *音量の移り変わり *大中小のクライマックス *緊張と緩和 ■おわりに



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NEW!!【合唱 vol.2】黒川和伸先生×幕総・伊藤善教先生

 現在、自身が指揮を務める合唱団・VOCE ARMONICAで数々の賞の受賞経験がある黒川和伸先生。そして名門・千葉県立幕張総合高校合唱団の顧問を務める伊藤善教先生。12月2日に発売となった「誰にでもできる!毎日30分からの発声練習」にご協力いただいたお二人に、コンクールや初心者指導、部活動の時間縮小や異動について伺いました。


コンクールに向けて気を付けていること

伊藤 声のコンディションを保ち続けるという事はとても大事なことで、例えば、冷房があったり、色々便利なものがあったりする中で、コンディションを崩してしまう生徒が結構多くいます。そういった日々のコンディション作り、声のコンディションであったり体調であったりを調整するにあたって、大切なことや喉をどのように守っていくか、何かアドバイスがあれば教えて頂けたらと思います。

 

黒川 例えば、テノール歌手のマリオ・デル・モナコは、とても沢山お酒を飲んでいましたが、公演前は一滴もお酒を飲まず、誰ともしゃべらずみたいな逸話があったり、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが日本にツアーに来た時には、梅雨の時期だったため、普段とコンディションを合わせるためにすぐに空調をホテルの人に注文したりしたそうです。
 「歌はコンディションが大切」というのは、声楽家の人達が言う事なんですけども、 突き詰めていったときに何がコンディションに影響するのかというと、やはり演奏に向かう優先順位の高さと言いますか、その演奏を素晴らしいものにしたいという ”演奏家の意思” だと思います。
 ですので、同じ位のコンディションで、同じ部屋で、同じ歌を歌っていても、本番に対して凄くモチベーションが高くて、本番を絶対に成功させたい、少しでも良い演奏を聴いて下さる方へ届けたい、と思う歌い手は、プロであってもアマチュアであっても、本番に向けてしっかりとコンディションを調節していくと思うんです。 一方で、本番に向かう意識が弱い場合だと、どうしてもそういった方と比べてコンディションを崩してしまう事が多いです。

 大学時代の歌の師匠に「コンディション作りも実力の内です」と言われました。声楽科だと歌の試験が午前中に始まるかもしれないし、もしかしたら風邪を引いてしまっているかもしれない。 でも、その中でベストの演奏が出来るところも含めて実力なんですよ、という事を言われまして、学生の時にはそんな事言われてもと思っていたんですけども、社会に出て色々なプロの方とご一緒したり、自分自身もコーラスの指揮で演奏の現場に携わるようになってくると、ああ、このコンディション作りというのも確かに実力の内だなと。
 演奏へのモチベーション、優先順位の高さが実力として表れているのと思うと、そういった面も含めて幕張総合高校合唱団は凄いと思います。集中力も高いですし、体調の管理も素晴らしいと思います。

 

新しく合唱団に入ってくる人に教える際のポイント

黒川 小学生や中学生、新しく始める高校生もそうなんですけれども、初めてその学校で本格的なコーラスをするという時には、良くも悪くも白紙の状態で入ってくるので、手もかかりますが、その分教えやすいです。本当にゼロからですね、一から手取り足取り教えることで、確実に技術を身につけさせてあげらます。しかしそれが大人の合唱団となると、特別なOB・OGの合唱団でなければ、色々な場所から歌いに来ますので、もちろん良いところもありますが、そこまでの合唱経験での癖とかがあるので、私自身は、どちらかというとまっさらな状態で指導する方が、手もかかりますけれど楽といえば楽なんです(笑)

 そういったことを踏まえて、初心者より少しかじっていたり、ある程度発声を習得しているとなった時の方が、教え方は特に気をつけますね。 実際、幕総の合唱団でも高校から合唱を始める生徒さん、 県内だけでなく県外からも幕総で合唱がしたくて入ってくる生徒さんもいらっしゃると思うんですけど、その辺のご指導のコツがあれば聞かせていただけますか?

 

伊藤 コツと言うよりむしろ苦労になってしまうかもしれませんが、まさに今黒川先生がおっしゃった通りですね。 経験者の子はそれぞれ体験してきたことがあって、それが非常に良い体験であったから続けていると思う訳で、その積み重ねてきた体験を否定することは絶対にしてはいけない、というのは思っています。 ただ、幕総の中で作ろうとしているものと違う部分も当然あるので、その辺のところは本当に気をつけて、プライドを傷つけないように言葉を選んでというようにしています。

 生徒の中には、白と黒しかない、これは正しいこれは正しくない、この先生の言ったことは正しいこの先生の言ってることは正しくない、といった考え方を持っている生徒も結構います。こっち側にはこういう良いことがあって、こっちにはこういう良いことがあって、だからこの場ではこっちを使っていこうとか、そういう形で生徒が色々な価値観に対して理解を示せるように、経験者に対しては丁寧に話をしていきながら声を作っていきます。 もちろん初心者で入ってくる子もたくさんいるので、憧れて入って来てくれた子には、やはり憧れが無くならない様に話をしながら指導します。

 初心者はコンクールの練習ばかりになると、どうしても苦しい部分が多くなります。ですので、私はコンクールだけだと足りないと思っていて、その分地域の方々に聴いていただけるような所でのびのびと、幕総のサウンドを大事にしながら、上手くブレンドが出来ない音色があっても声を出すことを最優先したり、とにかく歌う事が嫌いにならないようにというのが大事かなと思っています。

 特に一年生なんかは、コンクールとは関係ない本番が続くこともありますので、その期間はとにかくのびのび歌いなさいと。 ただそれだけではなく ”聴くこと” も大事だよと、主張することも大事なんだけれども聴くことも大事、聴けばブレンドできることにも近づくからということは言い続けてきました。 コンクール練習が本格化して来た時には、それまで以上に聴くことであったり、主張の仕方であったり、そういった細かい部分を詰めながら、少しコンクールらしい練習を取り入れていきます。

 

黒川 今の先生のお話を聞いていて思い出した話があるのですが、日本の合唱団は「聞きなさい」というと自分の主張を引っ込めて周りに合わせだしてしまうという事があると思います。日本人の国民性として、例えば何かの会議とかミーティングの場で人の話を聞きなさいと言われると「あなたは色々自分ばかり喋っているよ」という言い方に聞こえる場合があると思うんです。

 欧米人達は、「私は主張をするけど、私が主張すると言う事はあなたの話もちゃんと聞くという事。私はイエス or ノーの意見を持っているけど、あなたがもし私の意見を受け入れなくても、受け入れないということを私は認めますよ」と、自分も主張をするし、だからこそしっかり聞くという “対話” をします。それが日本だと、聞きなさいと言うと、あんたは黙りなさいという風に捉えられてしまう。それが日本と欧米の合唱団の違いだという話を聞いたことがありまして。

 日本の合唱団はサウンドをブレンドさせる為に、自分の事を引っ込めちゃうんですね。主張しなくなって。そうすると表面的には綺麗なんですけれども、欧米の合唱団とは違う種類のブレンドになる。やはりコーラスは欧米から入ってきた文化ですので、我々日本人が持っているメンタリティとかと異なる部分があって、クラシック音楽・欧米の文化としてのコーラスを我々日本人が行うためには、主張することと聞くことのバランスを整える必要があるのだと、先生のお話しをお聞きして自分の中で繋がる部分がありました。

 

伊藤 生徒一人ひとりでも違うんですよね。主張が出来る子と、どうしても一歩後ろに下がってしまう子がいると思うんです。そういう意味では、やはり一人ひとりの生徒の個性であるとか、そういったところも見抜きながら、一人ひとりに対して、適切なアドバイスをするという時も大事なことだと思います。

 特に二、三年生になってくれば接点も増えますし、一年生が入ってきた数ヶ月は、すぐには一人ひとりの個性まで見抜くということは出来ないので、「合わせ」をしている時間は、非常に緊張もしますけど、新しい発見が出来る楽しい時間でもあります。この子はこういう部分があるんだとか、ただ音楽をしているというだけではなくて、いろんな発見の場として、「合わせ」が機能するといいかなと思っています。

DVD第一巻より、黒川和伸先生による指導風景

部活動の時間縮小や異動について

黒川 昨今の働き方改革で、部活動の時間が縮小傾向にあるかと思いますが、ハイレベルな部活動かつ時間短縮の流れの中で、伊藤先生が大切にされている事を伺いたいなと思います。

伊藤 正直難しいところではあります。やはり練習時間に比例して出来るようになる場合が多いですが、ただ、休む時間がないと生徒たちの気持ちの切り替えやリフレッシュが出来ません。そういった所で、せめぎ合いといいますか、それに近いものは常々感じてはおりました。

 そんな折に働き方改革や新ガイドラインというものが明示されてきましたが、実は幕総は元々そんなに多く練習している訳ではないんです。ただそれでも、その中でよりスリムに時間短縮が出来る、あるいは効率よく練習する、そういった事は、より意識するようになりました。色々な事を整理をして、順序立てて、という事にはやはりそれなりの研究が必要ですよね。なので、そう考えると今回こういう機会を頂けて、非常にコンパクトに整理された形で、時間も明確に見えるようになりました。

 学校の教員は部活だけを出来る訳ではないので、どうしても部活を見れない時間というのもある。そういった所で、生徒たちがいかに効率良く練習をしておいてくれるか、それも凄く大事なことです。とにかく無駄な時間を作らないようにしたいという意識はだいぶ強くなりました。

 

黒川 もう一つお聞きしたいのですが、公立学校の先生には異動が必ず起こり得ますよね。その中で伊藤先生は、幕張総合高校という、合唱の強豪校に赴任されましたよね。おそらく日本全国のDVDをご覧になる先生達の中にも強豪校を引き継ぐ事になった、もしかすると我々よりももっと若い先生がいらっしゃるかなと思うんです。その先生方に、エールであったり、私はこのようにしていますというようなお話をお聞きしたいなと。

 

伊藤 私自身長く合唱に関わってきており、高校の教員になったきっかけも、自分が高校生の時に良い経験をして、それを継続して味わい続ける為にはこの世界に入るしかないというのがあったんです。なので、正直幕張総合と言われた時には、プレッシャーが大きくて、という部分は確かにありましたけれど、ただある意味夢が叶う場所でもあるというところで、前向きに捉えていこうと思ったんです。

 当然そういう中で、実績が保てなくなったらどうしようという不安を常に抱えておりますけれど、そればっかりに終始してしまうのは、音楽をやる人間としてはちょっと違うのかなと。真剣に音楽が出来る環境が目の前にあって、それを日々積み重ねていけるんだと。そちらに強く価値を見出していかなきゃいけない、プレッシャーに負けるのはいけないなと思っています。

 あと、合唱を初めて指導される方がよく仰るのは、どう指導していいのか分からないということ。ただ音楽は生き物ですし、 生徒も生身の人間でそれぞれ個性があるので、 とにかく自分自身の良いと思うものをちゃんと持って、それを再現するためにはたくさん試行錯誤していいと思うんです。「こうしなきゃいけない」とかいうのではなく、毎日の積み重ねの中で、こうしたらこう良くなったとか、そういうことに対して前向きな気持ちになれる、発見出来ることが嬉しいという気持ちで、関わっていけるといいんじゃないかな思います。

 私自身そう思いながら、歴代の諸先輩方がされてきた事を、紐解くのも楽しいというか、こういう風にされてきたんだ、これは取り入れてみよう、そういう常に新しいものを発見できる新鮮さみたいなものを持って向き合うことが、活動の活性化にもなるのかなと思っています。それに実績がついてくるものだろうという様に、感じながら幕総で仕事しております。

 

黒川 幕張総合高校の合唱団の創設者が、伊藤先生の恩師の先生とお聞きしましたのですが、幕総に赴任されるにあたって、その先生からの何かアドバイスみたいなものはあったのでしょうか?

 

伊藤 私の恩師は、高校時代からそうだったんですけれども、アドバイスってあまりなさらない方だったんです。その代わり自分を見て学べと、音楽は学ぶものではなくて、真似るものだからと。だから、自分を見ろと、常にそう仰っていました。そういったこともあって、恩師の合唱団で勉強させてもらったりしてきました。ただ実は私自身、幕張総合が出来て2年目から3年目に、非常勤講師をしておりまして、それもあって恩師の思い入れの強さも分かっていたので、決まった時に電話でご報告をしたんですが、せっかくチャンスを貰ったんだから、一生懸命やりなさいといった言葉をいただいただけで、具体的にこうしなさいああしなさいということは、やはり仰らなかったんです。

 

黒川 そうだったんですね。ついでに僕自身の話をしますと、僕は千葉県の中で一般の合唱団を立ち上げて指揮をする時に、千葉県を代表する合唱団を持たれてる伊藤先生の恩師の先生に、直接コンクールの会場で、上手くいかないのでどうしたら上手くいきますかとお聞きしたところ、「まずは続けることだよ。5年10年行ってごらん。そうすると見えてくるものがあるから」と。何処の馬の骨ともわからない若造が、急にどうしたらいいのかと聞いたのに対して凄く温かいアドバイスをして下さって、その後もコンクールで毎回お会いする度に、色々お話を伺ってるんですけども、やはりそのように高校時代に薫陶をうけていない同じ県内の人間もお人柄とか音楽に触れることで凄く学びを得ているので、そういう意味では、同じシンパシーを感じています。

 


 いかがでしたでしょうか?超超ロングインタビューですが、黒川先生、伊藤先生それぞれのお考えがよくわかるお話しだったかと思います。黒川先生、伊藤先生誠にありがとうございました!
 そんなお二方にご協力をいただいたDVD、ご興味のある方は是非、一度詳細ページをご覧ください!

 


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