【第5回】コンクール本番の明暗を分ける意外な理由

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「コンクール本番の明暗を分ける意外な理由」

吹奏楽指導に明け暮れる毎日を送っているみなさん(*^。^*)こんにちは!
埼玉県の川口市立青木中学校吹奏楽部顧問の「ナカちゃん」こと、中畑裕太です。

久々のブログアップに、まずはごめんなさい<(_ _)>
夏が本格的に始まるに当たり、ブログもちょこちょこ更新していきたいと思います。

 

心を磨かなければ「奇跡」は起こらない

さて、昨年度、赴任2年目にして「奇跡の快進撃」を果たし、全国へ出場した青木中学校も、3年目の夏を迎えることになりました。

今年のメンバーはというと、昨年のコンクールメンバーの8割が2年生だった関係で、ほとんどそのまま残っています…が、全国出場経験はあってもまだまだ3年目のバンド、トラブルばかりの日々を送っています。

それでも生徒達に伝えていることは、「今年こそ全国を勝ち取ろう」ということです。

昨年度も全国行っただろ!!??と突っ込みたくなりますが、私はあくまで吹奏楽は「人間力」と「音楽力」の2本柱であり、「積み重ねを大切にする」教育分野と、「結果が全て」の音楽分野の相反する2つの化学反応が醍醐味だと思っています。

Still1027_00000全国大会の密着映像を見ていただけるとわかりますが、昨年度は全国に「行っちゃった」のです。

勝ち取ったというよりも、行っちゃったという想いが生徒も私も強かったわけです(もちろんそれに見合う努力はしてましたし、生徒は素晴らしい演奏をしていましたが)。

正直、音楽的な面は人が審査することですから、昨年の評価はありがたく受け止めます。
ですが、人間力という点ではかなり未熟で、青木中学校に敗れたバンドの中には、吹奏楽集団として明らかに優れたバンドがたくさんありました。

そういう点から、昨年はまさに「奇跡」だったわけです。

でも、1回目の全国はこれでもいいですが、2回目、3回目、連続で狙うとなるとそうはいきません。
確実に勝ち取りに行かなければなりません。
奇跡は起こさなければ、起こらないのが2回目以降なのです。

つまり、今年は「人間力」の向上、心を磨かなければ全国出場はないのだと思っています。

子ども達が人間力をより身に付け、「勝ちたい」だけじゃない高みまで行けば、夢の頂きまで昇り詰められると信じています。

 

『課題曲の出だし』に命をかけよう!

今の青木中学校の現状はこんなところにしておきまして、今回はコンクール絡みでもう一つ、こちらは私の必勝法を書いていきたいと思います(*^。^*)

コンクール(A部門)は課題曲と自由曲の12分で勝負するわけですが、皆さんはコンクールの練習に関して、課題曲と自由曲の練習割合はどんな感じですか???

nakachan-5私は常に念頭に掲げていることは、コンクールは「課題曲勝負」だということです。

割合でいえば7:3か、8:2で練習しています。

これを皆さんに分かり易い内容で説明したいのですが……実は審査用紙をみて頂ければ一目瞭然なのです。
もしお手元に昨年の審査用紙があれば是非みてください!

まずもって、やはり審査員は人間ですから、第一印象は大切です。
舞台に上がった時から審査は始まっていると、生徒に日頃から心構えをさせておくことがベストです。

ですが、立ち振る舞いに関してある程度仕込んだとしても、やはり演奏が始まってガクッとしてしまったら仕方ありません。

そこで、今日のポイントの1つ目、「課題曲の出だし」に命をかけてください。

Still1027_00001当たり前だろと思っているかもしれませんが、それは指導者側の話。
生徒達は指導者ほどには重要に思っていません。むしろテンション大爆発になったり、緊張してしまう「難関ポイント」なのです。

ですので、冒頭部分にはじっくり時間をかけ、魅力あるスタートを目指しましょう。
ハーモニー感やバランスの取り方など、非の打ちどころがない演奏を目指すことが不可欠です。

 

コンクールの舞台で輝くために…

さて、審査用紙は手元に用意できましたか??
支部や県によって若干の差はありますが、おそらくどこの審査用紙も基本的には「課題曲」と「自由曲」の欄が並んで、別に記載するような書式になっていると思います(全国のような様式を採用している県支部がありましたらごめんなさい…泣)。

では、審査用紙をよく見て下さい。

「課題曲:自由曲」でも「課題曲技術・音楽:自由曲技術・音楽」でもだいたい課題曲と自由曲の点数にあまり差は無いことに気づきませんか??

たとえば各項目10点満点の書式であった場合、課題曲に9点で自由曲に5点、また課題曲に6点で自由曲10点のような審査用紙はありますか??

おそらく無いでしょう。

課題曲が8点なら自由曲は9か8か7点。
課題曲が6点なら自由曲は5か6か7点。
これが今日の2つ目のポイントです。

審査員も人間ですから、印象というものにかなり左右されるのは言うまでもありません。
課題曲で6点をつけてしまうようなバンドの印象で、10点に相当する、それこそ別バンドのような演奏を実際にしたとしても、10点をつけるような感覚にならないものなのです(審査員全員ではないと思いますが)。

これが私の課題曲に時間をかける大きい2つのポイントです。

1459140328__420030_439_2214056_tnコンクールは12分間のドラマです。

漫画もアニメも小節もテレビも芸人も、みんな「つかみ」が魅力的でなければ、先を見てもらえません。

どの学校も、自由曲には強い愛があり、指導者も生徒も好きで好きでたまらないだろうと思います。
感動して涙を流すようなフレーズや、ここを聞いてくれ!!という見せ場も存在しているのだと思います。

そこを聴いてもらうためにも、課題曲にみっちり時間をかけて、勝負してみてください!!!

 

 

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■中畑裕太(埼玉県川口市立青木中学校 吹奏楽部顧問)PROFILE
大学時代から外部講師として指導経験を積み、前任校の埼玉県吉見町立吉見中学校で教員1年目から吹奏楽部の顧問に。これまで地区大会で賞をとったことのないバンドをゼロから指導し、就任1年目で地区大会銀賞、2年目に県大会、3年目に西関東大会進出。4年目には2012年全日本吹奏楽コンクールに初出場、金賞獲得という快挙を成し遂げた。

 

 

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