「ナカちゃんに学ぶ『即実践!楽曲指導の極意』」 セミナーレポート

1月21日開催
「ナカちゃんに学ぶ『即実践!楽曲指導の極意』」
セミナーレポート

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去る1月21日、全日本吹奏楽コンクールに3度出場実績のある川口市立青木中学校吹奏楽部顧問の中畑裕太先生と吹奏楽のための戯曲~前夜祭の幻影~で文部科学大臣賞を受賞した作曲家の内藤友樹先生をお迎えし、「ナカちゃんに学ぶ『即実践!楽曲指導の極意』~中畑先生×内藤先生の素晴らしき吹奏楽の世界~」を開催しました。

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本セミナーは3部構成で進められ、まず初めに中畑先生から「曲合奏とは何か?」「何に注意しながら合奏を進めるのか?」「生徒に言わなければいけない『合奏の絶対条件』」等についてのお話がありました。

ここでは、吹奏楽とは教育音楽であり、合奏を通じて演奏する楽しさと喜びを味わうとともに人間として成長させることが重要であることや、実際の演奏においては聞き手にとって楽譜通りに聞こえるよう、演奏することの重要性が語られました。

次に、内藤先生からは曲のイメージを具現化するための豊かな合奏のコントラストを作るために必要な5つのポイントについて、実際に楽曲を聞き比べながらわかりやすくご説明いただきました。また、質疑応答ではコンクールにおいて各校の強みをアピールするための楽曲構成の工夫について具体的なアドバイスがなされるなど、実践的かつ有用な回答をいただきました。

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最後に、中畑先生と内藤先生による対談を行いました。

この対談では、作曲者の意図を組み、楽譜に忠実な合奏を心がけられている中畑先生と、各校の得意な楽器を使用したアプローチをする工夫が必要だという内藤先生のそれぞれのご意見を聞くことができました。また、コンクールで好評価を得るポイントや小編成でもソロや打楽器の特長をいかす選曲をし、独自の音の見せ方をすることで魅力的な合奏が期待できることなどをお話しされました。

 《参加者のお声》

明快で、それぞれの方法に意図(ねらい)と名前があり、とても実践意欲が湧いてきます。
“当たり前のことを具体的に生徒が実感できるように教えていく”というところが当たり前だけど大切なことだなと思いました。
大変参考になりました。日頃のモヤモヤの理由がわかり、明日から何をすればよいかがわかってきました
中畑先生のお話をもっとたっぷり聞きたかったです。

【セミナー担当者より】

この他にもたくさんの貴重なご意見を頂戴しました。

 本当にありがとうございました!またのご参加をお待ちしております。